佐賀県の経済状況は、県が発表する各種の統計を調べることでも分析できます。2020年の12月に佐賀県が公表した資料によると、2020年における県内需要は、各分野において変化が大きく異なりました。需要が伸びたのが県内の個人消費で、2020年10月における県内の百貨店とスーパーの販売額の合計は、合計で50億円を突破しました。これは前月の値と比較すると、5パーセント以上増加しています。1年前の10月と比較しても5パーセント以上の増加率です。ただし、同じ個人消費でも乗用車の新規登録台数は、2020年11月において前月より2.9パーセント減少しました。この月の佐賀県内の新規登録台数は、合計で2275台でした。

住宅建設は非常に多く増加していて、2020年10月の佐賀県内における新設住宅着工戸数は、前月よりも49パーセント以上増加しています。この月に佐賀県内で新たに着工された住宅の総数は534戸で、これは2019年10月の着工戸数と比べても4.9パーセントの増加です。公共工事の総額は逆に減少していて、2020年11月における佐賀県の公共工事前払保証請負金額は合計で81億6100万円です。これは前月よりも7.4パーセントの減少ですが、2019年の11月と比較すると45パーセント以上増加しています。各種の生産指数も佐賀県内の経済状況を知るための重要なデータですが、2020年10月における佐賀県の鉱工業生産指数は94.8でした。これは2019年の10月と比較した場合、3.8パーセント減少していますが、2020年9月よりも6.8パーセント増加しています。